佐々木ゆみは最高の女だ。　今までにつきあってきた女の中でこんなに素晴らしい女はいない。　もちろん人目を引く美人系のルックス、モデル然とした抜群のプロポーション、明晰な頭脳のどれをとっても、ただただ「素晴らしい」　の一言に尽きる。　そして、何と言っても「性」　に対する貪欲さ、僕は彼女との性行為の虜になってしまった。　彼女はとても積極的に大胆なプレイを取り入れていく。そして、今日も…。
彼女と初めて出会ったのはつい一ヶ月ほど前、行きつけのバーのカウンターで一人スツールに足を組んで座っていた彼女に僕が一目惚れをした、というところから二人の関係はすでに始まっていた。　一緒にカクテルを何杯か飲み干し、たわいない会話を重ねているうちに、すぐに意気投合してしまった僕たちはその日のうちにベットイン。　僕らは朝まで何度も何度も求め合った。　これほどまでの快感を味わったのは初めてのことだった。
僕もそれなりに女性経験を重ねては来たけれども、なんの誇張もなく、言い切ることができる。　佐々木ゆみは最高の女だ。
この計画を持ち出したのは当然のことながら彼女の方だった。　そして当然のことながら僕も二つ返事で同意した。　彼女の仲の良い幼なじみの存在はすでに知っていたし、その彼女と同性愛めいたプレイを経験済みと言うことも、寝物語のうちに聞き知っていて興味を抱いていた。　僕の目の前でそのプレイを披露してくれるというのであれば、喜ばしいことだし、その彼女とその彼氏を交えての複数プレイを実行すると言うことであれば、こちらからお願いしてでも参加したいと思った。　僕は佐々木ゆみの幼なじみともその彼氏とも初対面だった。　僕とゆみが部屋で待っているとドアをノックしてそのカップルが入ってきた。　話には聞いていたが、まさにゆみとは正反対な、しかし、また柔らかな美しさを持つ、清純そうなタイプの女性であった。　その横顔を見つめながら、これから始まるめくるめく時を想像し、その期待に胸が膨らんだ。
軽くアルコールを飲みながら、しばし歓談。相手の彼氏は少し緊張しているようにも見えた。　当然といえば当然だ。
窓辺から夕闇が忍び込み始めた頃、佐々木ゆみが動き始めた。　そして、幼なじみの彼女の肩にそっと手を置いて、妖しい笑みを浮かべたのだった。